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発酵トピックス

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食べ物に関する豆知識:みかん

雑学

冬の風物詩「コタツでみかん」にもあるように、冬でもおいしく食べられる果物のみかんの豆知識!みかんは日本で1番多く食べられている、庶民的な果物だってしていましたか?ちなみに2位はりんご、3位はバナナです。

みかんの栄養

昔から「みかんが色づくと医者が青くなる」と言われるほど、体に良いみかん。寒い時こそ頼りになる健康果実なのです。

ビタミンC

みかんは風邪の予防に効果があることがよく知られていますが、これは豊富に含まれるビタミンCの働きによるものです。ビタミンCは体の免疫力を高め風邪を予防したり、肌の調子を整えしみやそばかすを予防したりする働きがあります。さらに、鉄分の吸収を促して、毛細血管の働きを保つので、冬につらい冷え性の改善にもおすすめです。

糖質とクエン酸

みかんは疲労回復にも効果があります。肉体運動の後は体内でグリコーゲンという物資が消費されて疲れやすくなります。この物質を増やして体を回復させるには糖質とクエン酸を取ることが有効です。
みかんにはこの両方が含まれているので効果的に疲労回復ができるのです。

β-クリプトキサンチン

これはみかんの色素成分で、近年ガンを抑制したり、骨粗しょう症を防ぐ働きがあることが近年わかってきたそうです。その効力はベータカロチンの約5倍、含有量はリンゴやオレンジの約100倍もあると言われています。みかんを食べるとβ-クリプトキサンチンの血中濃度が高くなり、骨密度が下がりにくくなります。

ペクチン

ミカンの袋やスジには整腸作用のある「ペクチン」と言われる食物繊維が含まれています。袋やスジと一緒に丸ごと食べた方が、果肉だけ食べた場合と比べて4倍も多く食物繊維が摂れるんだそうです!

ヘスペリジン

ミカンに含まれる「ヘスペリジン」は中性脂肪を分解してくれます。さらに壊れやすいビタミンCを助けてくれるのがミカンの袋や白いスジに含まれる「へスペリジン」という成分です。そのためビタミンCが効果的に働きます。さまざまな効果をもたらすミカンの成分「ヘスペリジン」。ミカンの袋やスジに多く含まれていることが分かりましたが、袋には実の約50倍、スジには約300倍も含まれているんだそうです!
その他にも、みかんをたくさん食べる人ほど糖尿病や心臓病などになりにくいとも言われます。食べる量は1日に2個を目安にするとよいようです。みかん2個でビタミンCは1日の摂取量の約70%が取れ、クエン酸やβ-クリプトキサンチンも効率よく摂取できます。
※食べすぎには注意してくださいね。

みかんの歴史

みかんの原産地

ミカンが出来たのは2000万年前、3000年前とも言われているほど歴史の古い果物で、原産地はインド東北部と言われています。日本に入ってきたのは遣唐使が中国の「温州」から持ち帰ったのが始まりだそうです。

みかんの種類

ミカンの種類は50種類以上あるそうですが、私達が通常「ミカン」と呼んでいるのは「温州(うんしゅう)みかん」のことです。名前の由来は中国の「温州」からとったと言われていますが、持ち帰った種をまいたものが、江戸時代に突然変異して出来たのが「温州みかん」で、原産地は日本です。

みかんの知識

みかんの産地

主な産地は、愛媛、和歌山、静岡、熊本、長崎、佐賀、広島などです。

みかんの食べごろ

ハウス栽培物、早生(わせ)みかん、貯蔵物などいろんな種類のものがあるので、最近では一年中出回っていますが、普通のみかんは11月中旬~12月ごろが旬です。やっぱり、ミカンはこたつに入って食べるのが美味しいですね。
みかんは刺激を与えると酸味成分が分解されるので、食べる前に揉んだり、ころころ転がすと、すこし甘味が増すといわれています。

みかんの選び方

★ヘタが細いもの。
★果実が平べったいもの。
★皮の色が濃いもの。
★大きさのわりに重いもの。
★皮が薄いもの。
★大きいサイズより小さいサイズの方が、糖度が高くて甘い。
・ヘタが出ベソのもの、皮と実が離れているものは、淡白であまり美味しくないと言われています。

みかんの皮の利用法

<お風呂に入れてスベスベお肌に!>
食べ終わったミカンの皮をサッと洗い、何日か風通しの良いところに干したものを、入浴剤がわりに浴槽に浮かべると、肌がスベスベになります。アトピー、ぜん息などのアレルギーへの効果もあるとか。
また、ミカンの精油成分が毛細血管を広げて血液の循環を良くし、体を温める効果もあるので、冷え性、リウマチ、神経痛、風邪の予防も期待できます。また、ミカンの香りがリラックス効果をもたらします。

<漢方薬に!>
ミカンの皮は「陳皮」と言われる漢方薬になります。ミカンの皮を天日干しにして乾燥させたら、砕いて熱湯を注いで飲みます。

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