つけもの奮闘記

会社で漬物の素を触っているので、今回はお仕事に関連して。

今私が行ってる仕事のひとつが、終売原料の切り替えです。

会社に入ってから、結構な頻度で原料の終売があることを知りました。

最近値上げ凄いじゃないですか。

私がモノを買う時も前より高いなと感じることが多いんですけど、会社も一緒で、原料とか袋とかどんどん高くなってて。

原料会社さんも一緒みたいで、原料不足のもの、採算が取れないものが終売になっちゃうみたいです。

終売になった時は代わりの原料を探すんですが、やっぱり少し味が違うことが多くて。

でも今の味が好きなお客様もいますし、終売前のものと味が同じになるように、漬物の素の配合を検討しています。

これは最近検討したものです。

水溶液に漬物の素を溶かして飲んだり、実際に野菜を漬けたりして評価します。

私の場合は大根が好きなので大根で検討するんですけど、先輩方はきゅうりが多い気がします。

夏なら安いしきゅうりでもいいかなと思うんですが、個人的には冬は大根です。

最初の頃は本当に全然違いが分からなくて。

私は嫌いな食べ物がなくて、出された食事は多少焦げようが味付けが間違ってようが美味しいと食べてしまうので、家族にはバカ舌って言われることもあるんですよ。

そんな私が0.001gの違いが分かるわけないと思いません？

でも最近はちょっとわかるようになってきて、どんな味が足りないとか多いとかを自分で判断できるようになってきました。

舌も訓練すれば、味が分かるようになるみたいです。レベルアップしてる感があってちょっと楽しい。

それでもまだまだで、色んな人に評価してもらうんですけど、最終ボスである部長様には「ちょっと違うなぁ」とよく言われます。

最終的にはおいしい漬物の素の新商品が作れるくらい、もっと舌を鍛えていかないとですね。